2023-4-13 法話 「新年度が始まりました」
新年度が始まりました。新しい学年となり授業も始まりましたね。
日本では、新しくスタート切るための区切りが、1月と4月の2回もあります。
お正月に、今年はどんな事を目標にしようかな?と新年の抱負を考えますね。でもなかなか始めるきっかけが無くて・・・。となっても大丈夫!
4月に新年度から改めてスタートを切ることができます。
さて、先ずは、次の昇級考試を目指して頑張ってスタートして行きましょう。
2023-4-8 法話 「できないと諦めてしまうと、もったいない」
少林寺拳法で習う技は難しいものもありますよね。
何回やっても上手く行かない事もあります。
しかし、諦めて、止めてしまうと、少しもったいないかもしれません。
チャレンジしないで止めてしまうと、そこでストップです。
でも、そこで少しだけ頑張ると、その頑張った分が何回も何回も積み重なって、気が付くとかなりの差になります。止めてしまったらそこで終わりですが、継続すると違いが出てくるかもしれません。
続けていくということは、自分の可能性を信じると言う事です。自分で自分の可能性を諦めてはいけません。
ある程度、続けてみて、ダメだったらその時に諦めても遅くないような気がします。初めからできないと諦めてしまうのは、もったいないと言っているのです。
職場で相談を受けました。
「思うように上手くできなくて、自信が持てません」
「落ち込んでしまいます」
傾聴した後、アドバイスとして話をしました。
振り返りをして、出来なかった事を反省しているのですね。
で、反省して落ち込んでしまっているのですね。
反省するのは良いことだと思います。
ただ、出来なかった点だけに注目するばかりでは無く
出来た点も上げてみたらどうでしょう?
一つや二つ、上手く出来た点も、きっと有るはずです。
出来なかった事を反省した後は、出来た事も挙げてみてください。
自分の成長した点が発見できると思います。
いっぺんに出来る人は、ほとんどいません。
千里の道も一歩からと言うではないですか。
2023-3-1 午後11時〜 NHK総合 「明鏡止水 武のKAMIWAZA」第8回(最終回)護身の拳 遅くなりましたが感想です。
少林寺拳法が外部からはどの様に認識されているのかが、垣間見られたような気がします。
当然こちらが伝えたい内容は、番組制作サイドには提示しているでしょうが、番組を編集するにあたっては、プロデューサーなど外部の視点が入いります。
「護身の拳」であることが強調されていました。外部からも、その様に認識されているのでしょう。
今回は、「金的膝受波返」がKAMIWAZAとして取り上げられていました。初段までに習う技ではありますが、なかなか難しい技術だとは思います。しかし、頻回に修練しているかと問われれば、そんなにやってないかも?となります。
少林寺拳法を修練している内部からはなかなか分からないですが、確かに、他の武道で下段を蹴ってきたのを膝受けしてそのまま蹴り返すなどの技術は少ないのかもしれません。
柔法も取り上げられていましたが、インパクトとしては、井上先生のキレキレの剛法の動きが際立っていたように思います。(その様に編集しているのだと思いますが)
MCの岡田准一さんも、「受ける時に、点では無く線で受けていて、まるで剣の様に受けているのですね」と解説していました。
以下はNHKの番組紹介ページの内容です
護身の拳
武術の達人たちが集結し、熱いトークと秘伝の技を披露する。MCは自身も武術の心得がある岡田准一と、今回はタカアンドトシのトシ。少林寺拳法とムエタイの神髄!
実は日本生まれの護身武道!少林寺拳法▽急所蹴りを撃墜して急所を蹴り返す!恐るべきKAMIWAZA▽立ち技最強!?ムエタイの蹴りと首相撲▽谷まりあが少林寺拳法の護身術でせいやを制圧?▽古式ムエタイの鉄壁防御の謎の合言葉は「ポン・ピ・プ・パ」▽防具付きで本気で打ち合うからこそ生まれる少林寺拳法の多彩な応用技▽岡田准一がムエタイ講座で驚きの蹴り速射連撃!
NHK総合 水曜日午後11時から放送されている「明鏡止水 武のKAMIWAZA」という番組があります。興味深く、面白く、毎週、楽しみに視聴しています。
俳優の岡田准一さんと芸人のケンドーコバヤシさんがキャスターとなって、一流の武術家たちが集結し、熱いトークと秘伝の技を披露する、かなりマニアックな番組です。
以前から非定期にBSで放送されていた番組がNHK総合で再編成されて放送中です。
「明鏡止水(めいきょうしすい」とは、邪念がなく、澄み切って落ち着いた心の形容。「明鏡」は一点の曇りもない鏡のこと。「止水」は止まって、静かにたたえている水のこと。
平常心で清々しい心持ちと言う意味になるでしょうか?
さて、この番組で紹介される古武術、武道、出演する武術家、武道家の方々は、素晴らしい技術や考え方を持っています。殺傷術から始まった武術を洗練させ、精神修養の域まで高めて修行を行っています。まさに「明鏡止水の心持ち」なのだと思います。
ここで少し立ち止まって考察です。
”これら武術、武道と少林寺拳法の違いは何処にあるのでしょうか?”
違いは、”少林寺拳法は「宗門の行」である。”と説明されています。
武術、武道は、「武術、武道」を学ぶことによって、精神修養になります。としています。しかし、精神修養に繋がるかどうかは、個人の取り組み方によって違う方向にすすむかもしれません。
少林寺拳法は、「少林寺拳法」で学んでいきます。「少林寺拳法」はあくまで手段です。目的は「少林寺拳法の技術」を学ぶことではありません。少林寺拳法の目的は「人づくり」です。「自己確立」「自他共楽」を目指し「少林寺拳法」を使って修行していきます。この点を説明できない限り違いを説明できたことにならないと思います。
いずれにしても、指導者がこの点を抑えて指導しないと、少林寺拳法の独自性、ユニークな点が失われしまうのではないかと思います。
2023-1-21 法話 「半ばは自己の幸せを 半ばは他人(ひと)の幸せを」
少林寺拳法 開祖 宗道臣 先生の言葉です。
自分を大切にすように、他人の事も考えて行動出来るような人間になれるように努力していく。少林寺拳法が目指す人間像を表す言葉です。
「半ばは」と言っていますが、半分だけ頑張れば良いという意味ではありません。
もう一歩踏み込んで考察するなら、自分がうれしい、幸福だと思って行動したことが、そのまま他人(ひと)が喜び幸福となる事に繋がっている。「自分の幸福=他人(ひと)の幸福」である状態にまで高められるかを問われています。
なかなかこの様な境地にはなれないかもしれませんが・・・。
2023-1-19 法話「自信とは?」
少林寺拳法を修練することによって「自信と勇気と行動力を持った人になる」と副読本などにありますが、この「自信」って何だと思いますか?
「自信」は、漢字で書くと、「自(みずか)らを信ずる」と書きますね!
自分を信ずることが「自信」の源であると思います。
開祖は、「可能性の種子」であると皆さんの事を言っています。皆さんはどんな者にでもなれる可能性を秘めて生きているのだと言っています。
先ずは、「自分はできるのだ」と自分の可能性を信ずることから始めるのが第一歩となります。チャレンジをする前に「どうせ自分にはできない」と諦めてしまうのはもったいない。
とりあえず、「できるかもしれない」と考えて取り組んでみることが大切です。それで、上手くいけば、それこそ「自信」に繋がります。
「自分はできるかもしれない」と思えることで、「やってみよう」と少し「勇気」が湧いてきます。
「やってみよう」と「勇気」が湧くことで、「行動」に移すことができます。
「行動」した結果、良い事がおこれば、「自信」に繋がります。益々、自分を信ずることができるようになります。そうやって、「自信」と「勇気」と「行動力」を身につけていくことができます。
そして、その「行動力」を自分の為だけで無く、他の人の為にも発揮できるようになれば、少林寺拳法の目指す人間像にかなった人になれるはずです。
2023年1月7日(土)14時より能登七尾道院において、能登小教区新春法会ならびに石川県少林寺拳法連盟 能登ブロック鏡開式、合同初稽古を開催しました。
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