2022-1-20 法話「謝る勇気、叱る勇気」

2022-1-20 法話「謝る勇気、叱る勇気」

対象:年長、小学生、中学生、一般

 誰でも間違ったことをしてしまったり、失敗してしまったりして、他人に迷惑をかけてしまうことがあります。こんな時は、素直に謝れますか?

 「ごめんなさい」と言うには、けっこう勇気が必要だったりします。素直に自分の非を認めて謝れるのは、自分に対して自信があるかなのではないかと思ったりします。

 自分は今回、失敗してしまったかもしれないけれど、それを直すことができると言う自信があり、行動に移していける。

 自信が無いと、現在の自分を取り繕う為に言い訳をしたり、自分の非を認められなかったりするかもしれません。間違いや失敗を認めてしまうと、今の自分を否定されたように感じてしまい、「ごめんなさい」とは言えないのかもしれません。

 表面的に言葉だけ「ごめんなさい」と言うのとは、違うのですよ。本当に心から「ごめんなさい」と謝罪をして、反省して行動を変えることができるか?という事です。

 また、実は、他人の間違いを指摘したり、叱ったりする方も勇気が必要だったりします。

 「こんなこと言ったら」どう思われるだろう?と考えたり、本当に正しい事を言っているのだろうかと疑問に思ってしまったり、自分の発言に自信が無いと、勇気を振り絞って叱る事もできません。

 謝るにも叱るにも、自信が無いと、勇気を持って行動することはできないと思います。

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