2021年8月5日(木)法話 「言葉づかい・態度」 対象:保育園年長、小学生、中学生、一般
前にも話したことがあると思いますが、他人の悪口を言ったり、汚い言葉づかいをしていると、それは自分に返ってきます。
理由は二つあります。
一つは、その言葉を聞いた、他人が、「あの人は、こんな言葉づかいをする人なんだ」と悪い評価となってしまいます。一度、悪い評価をされると、その評価を覆すのは、なかなか難しいことになります。
二つ目は、その言葉を一番聞いているのは、自分自身です。自分が発した言葉に一番影響されるのは自分自身なのです。
同じ事は、態度でも言えることです。他人は、何気なくでも、立ち振る舞いを見ていて評価しています。また、ダラダラした態度は自分自身の気持ちもダラダラさせてしまいます。キッチとした態度や行動は、心も引き締めてくれます。
皆さんの持っている読本の中にも 「少林寺拳法の拳士としての心得」として「脚下照願」「合掌礼」「作務」「服装」の次に「態度」「言葉づかい」が書かれていますね。また、学科の時間などで読んでいきましょうね。
*実際に話したことを要約し、少し修正・加筆してあります。
*一般が対象の時は、上記に加えて以下の様なことも話しています。
表に表出される態度や言葉づかいは、心にも作用します。「拳禅一如」ですから
行動や言葉づかいを整えていくと、心も影響されて、整ってきます。
心を整えてから行動を起こそうとすると、なかなか進まない事が多いですが、
先ず、行動し、心を整えていく方が、早く進むのかもしれません。