2021-7-29 法話 「少年初段 合格と允可の違い」

2021年7月29日(木)法話 「少年初段 合格と允可の違い」  対象:保育園年長、小学生、中学生、一般

先程、能登七尾道院道から少年初段合格のお祝いに黒帯をプレゼントしました。

少年初段の允可状は、もう少し待って下さいね。

さて、先生は、少年初段合格と允可という二つの言葉を使いました。

「合格」と「允可」

何が違うのでしょうか?

6級に合格した!、1級に合格した! 昇級の場合は、合格証がもらえますね!

しかし、初段からは、允可状となります。

昇級の場合は、「昇級試験に合格しましたね。おめでとうございます。」という事で合格したこと証明する合格証がもらえます。

一方、「允可」とは、許可するという意味があります。

つまり、「昇段試験に合格しましたね。おめでとうございます。今から正式に初段の修行を始めることを許可します。」という事です。

昇段試験に合格して、初めて、初段の修練が始まるのです。

黒帯として第一歩を踏み出したと言うことですね。

昇級と昇段では、意味合いが少し違うのですね。

*実際に話したことを要約し、少し修正・加筆してあります。

 

*一般が対象の時は、上記に加えて以下の様なことも話しています。

つまり、初段と言う器が与えられたのです。

この初段という器に、これからの修練によって、中身を満たしていくのです。

早く貯まるか、ゆっくりかは、人それぞれです。

器にふさわしい、中身としていって下さい。

器から、あふれそうになった頃に、次の二段という新しい器を準備すれば良いのです。

そして、二段の器にふさわしい中身を貯めてゆけば良いのです。

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