少林寺拳法の大会の目的

 少林寺拳法の大会の目的は、主に3つあります。

 一つ目は、「技術研鑽」です。他の所属の拳士の演武や技術を見る事によって、得られる物は多いと思います。また、現在の自分の技術レベルがどの程度なのかを客観的に測り、そこから次への課題や目標を定めて、日々の修練に活かしていく。
 二つ目は、「連帯感」です。大会を成功させようと皆が協力することで、他の所属との交流や一体感が生まれるのではないでしょうか?少林寺拳法を行っている仲間がいることは、大変励みになります。
 三つ目は、「正しく知ってもらう」でしょうか?外部へのアピールということです。協力したり賛同して下さる方や、まだ少林寺拳法を知らない方へ、正しく少林寺拳法の事を知ってもらう良い機会になると思います。
 少林寺拳法の大会は、1位、2位など順位を競うことを目的としていません。少林寺拳法を修行する目的が、強い選手を育てる事では無いからです。世の中の困難に打ち勝つ様な、しなやかで真に強い自己を身につけ、社会に貢献できる「人を育てる」事が目的だからです。大会も少林寺拳法の修行の一つの課程です。
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